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紹介せずにはいられない★素晴らしい作品の数々。
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ソラリス特別編サウンドトラック/Solaris  2012/01/11(水)
クット・アッテルベリ Kurt Atterberg  2011/12/29(木)
イャラルホーン / グリムボリ GJALLARHORN / Grimborg  2011/07/18(月)
グンフヤウンス・カペル / ヴォルンド Gunnfjauns Kapell / Volund  2011/07/18(月)
レスピーギ:バレエ組曲「シバの女王ベルキス」etc.  2011/07/18(月)
ビザンティン女性作曲家による聖歌 Byzantine Hymns of the female composer  2011/07/18(月)
Nigra Sum Sed Formosa  2011/07/18(月)
アングラ/アクア ANGRA / Aqua  2011/07/17(日)


ソラリス特別編サウンドトラック/Solaris
<映画サウンドトラック>




ゾダーバーグ監督によるリメイク版の「ソラリス」
(原作は言うまでもなくスタニスワフ・レムの
 「ソラリスの陽のもとに」)のサウンドトラック盤。

映画自体は原作の小説の世界観を持て余して
こじんまりと無難な路線でまとまっている感が否めなかったが、
バックの音楽の深遠さは素晴らしい。
これをBGMにして原作を読むのが一番グッとくるかも。

明確なメロディや和音進行は皆無に等しいが、
ガムラン楽器とストリングスの絶妙なアンサンブルによる
空間的な音楽は魅き込まれること間違い無し。

クラシック音楽、現代音楽、ワールドミュージック、
アンビエントやテクノ系の音楽などが好きな人は
映画見ていなくても要チェック!

(久保太郎)
Date: 2012/01/11(水)


クット・アッテルベリ Kurt Atterberg
クット・アッテルベリ
交響曲第7番8番
Kurt Atterberg: Symphonies 7 & 8
Rasilainen, Swr Radio So Stuttgart
2001年
【クラシック】





スウェーデンの作曲家アッテルベリ(アッタベルイ?どう発音するんだ?)
北欧独自の哀愁と氷砂糖の如き切ない旋律に彩られた「隠れた名曲」。

(久保太郎)
Date: 2011/12/29(木)


イャラルホーン / グリムボリ GJALLARHORN / Grimborg
Grimborg

Gjallarhorn
Vindauga Music
2002年11月12日

【ワールド / 北欧トラッド】




フィンランドのアコースティックでミクスチャーな
摩訶不思議バンドGJALLARHORN(イャラルホーン)のアルバム。
北欧の伝統音楽を基盤に、ロックやワールドミュージック等の
音楽の要素が絶妙に混ざり合い、アフリカンドラムや
ディジュリドゥのドローン、アコースティックギターやブズーキ、
ソプラノサックスやバスクラリネットなどが彩り豊かに絡み合う。

そして伝統音楽のバックボーンを持った可憐ながら力強い
女性ヴォーカルもこのグループの魅力のひとつである。

音楽の性格は、どちらかと言うとヘヴィで暗めなので
メタルやハードロックが好きな人にも大いにアピール
することであろう。
また、グルーヴィーなパーカッションのリズムと
うねるディジュリドゥのドローンはテクノやエレクトロニカ等の
音楽好きにも強烈な印象を残すに違いない。
こんな音楽が野外イベントで流れてたらトランス間違い無し!

(久保太郎)
Date: 2011/07/18(月)


グンフヤウンス・カペル / ヴォルンド Gunnfjauns Kapell / Volund
Volund

2000
Sjelvar
Gunnfjauns Kapell

【ワールド / 北欧トラッド】





スウェーデン、ゴトランド島のトラッドグループ、 グンフヤウンス・カペルによる、アコースティックだが壮大な雰囲気を持ったアルバム。
日本では無名だが、なにげに本作発表当時既に結成20年を越える
ヴェテラングループだ。
本作「Volund」は、古代ノルウェー神話に登場する
鍛冶屋ヴォールンドの暗くて血なまぐさ〜い物語をコンセプト
としてトラッド・オペラ、トラッド・ミュージカルとでも
言い表せそうなものになっている。

壮大なクワイヤが入る他は配役ごとのヴォーカルと、
ギター、ウッドベース、フィドルと笛、チェロ、
パーカッション・・・と、アコースティックで素朴な
楽器編成だが、メロディーラインの大仰さや合唱の効果もあり
その筋のヘヴィメタルバンドがカヴァーしても面白そうかも、
と思うほどに大変スペクタクルである。

楽曲もひとつひとつがとても印象的で、
哀愁漂う切ないメロディーが心を打つ。
特にラストの「Andetag」は名曲!
哀愁溢れつつも力強く高揚感のあるメロディに
ガツンとやられる人はきっと多い事だろう!
もしスウェーデン語(なのかな?)が喋れたら
思いっきりシンガロングしてしまうに違いない!!

少々音質が細いのがマイナスだが、トラッド・ファン以外にも
クラシック・ファンやメタル・ファン、そして広くポップスや
ロックのファンにもアピールしうる素晴らしい音楽である。

(久保太郎)
Date: 2011/07/18(月)


レスピーギ:バレエ組曲「シバの女王ベルキス」etc.
Ottorino Respighi: Belkis, Queen of Sheba/Metamorphoseon

1992
Chandos
Ottorino Respighi, Geoffrey Simon, Philharmonia Orchestra of London

【クラシック】




指揮:ジェフリー・サイモン
演奏:フィルハーモニア管弦楽団

レスピーギは近代イタリアを代表する作曲家である。

特に著名な作品はローマを題材に書き上げられた「ローマ三部作」
や、ルネッサンス時代のリュート曲の数々を鮮やかな管弦楽法で
華麗に復活させた「リュートの為の古風な舞曲とアリア」
であるが、現在に於いて認知度の低い作品にも
素晴らしい作品は数多い。

それら「不遇の名作」の代表的な物が
このバレエ組曲「シバの女王ベルキス」である。

タイトルから察せられる通り旧約聖書の物語が題材になっていて
その作曲に際して彼は古代ヘブライの音楽を研究し、
オリエンタルなリズムやスケールなどを導入した。

バレエは上演時間80分、大規模な管弦楽をはじめ
様々な特殊楽器や合唱、独唱、詩の朗読まで要する
大掛かりなものだったという。
本CDに収録の演奏は、それらを演奏会用に組曲にしたもので
4つの楽章で構成されている。

クラシック音楽的にはお世辞にも「品の良い曲」とは言えないが、
この豪快さと目も眩まんばかりの色鮮やかで繊細な
オーケストレーション、そして異国情緒溢れる旋律の数々は
むしろクラシック・ファン以外の方のほうが引きつけられる
のかもしれない。

ハリウッドのスペクタクル映画の音楽や、BLIND GUARDIANや
RHAPSODYのようなシアトリカルなメタルが好きな方には
自信を持ってお勧め出来る一枚。
また、アラブやユダヤの音楽が好きな人も必聴!

(久保太郎)
Date: 2011/07/18(月)


ビザンティン女性作曲家による聖歌 Byzantine Hymns of the female composer
Kassia: Byzantine Hymns of the

2009年10月12日
Vocame
Christophorus

【ワールド / 古楽】




世界史に名の残る最古の女流作曲家であるKassia(9世紀)の
作曲した聖歌集。
カッシアは9世紀前半に当時東ローマ帝国の首都であった
コンスタンティノープルの裕福な家庭に生まれ、修道院に入り
修道院長になった人物である。

侵入してきたゲルマン系の蛮族や、異端狩りや異教排斥に
躍起になっていたカトリック教会によって
完膚なきまでに古代の文化的遺産を蹂躙された西ローマ帝国地域の
聖歌(グレゴリオ聖歌として知られる)が極めて禁欲的というか、
抑制的な平坦な旋律によって構成されていたのに比べ
この時期の旋律としては非常に起伏に富んだものとなっていて
古代ローマに於ける音楽の旋律もかく有りなんや・・と思わせる。

また、単旋律ではなく、現代の調性感覚からは離れた
ハーモニーに彩られている。
宇宙に放り出されたかのような浮遊感と透明感が心地よい。

(久保太郎)
Date: 2011/07/18(月)


Nigra Sum Sed Formosa
Nigra Sum Sed Formosa

2001年7月24日
Alfonso X, Bardazzi, Cantigas Ens San Felice
Bongiovanni




【ワールド / 古楽】

「聖母マリアのカンティガ」とは、レコンキスタ真っただ中の
13世紀、賢王アルフォンソ十世によって収集、編纂された
世俗讃歌集のことである。
世俗音楽ではあるが、歌詞の内容は聖母マリアによる救済や
奇跡など宗教的な内容が中心である。

複雑で儀式めいたもの(お経とか)になり易い教会音楽
とは違い、民衆の間で歌われていたものだけあって
極めてキャッチーなメロディーを持った曲が多く、
ロックやポップスを聴き慣れた現代人の我々が
聴いても感銘を受けるものが多い。

そして本作だが、400曲に及ぶカンティガの中から
9曲が収録され、その間を当時の聖歌が紡ぐ、といった
構成になっている。
どうせならカンティガだけで統一して欲しかったところだが、
アルバムとしてはカラフルになってるし、演奏や録音の
クオリティーも極めて高いので納得のいくものとなっている。

どうせならこのメンバーでの録音でカンティガ全曲聴きたい!

(久保太郎)
Date: 2011/07/18(月)


アングラ/アクア ANGRA / Aqua
Aqua

Angra

Steamhammer

【ワールド / メタル】

2010年




ブラジルを代表するメタルバンドANGRAの、確か・・7作目。

凄い!素晴らしい!間違いなく傑作である!
名作の2作目「Holy Land」並み、いやそれ以上の出来である。
すなわちANGRA史上最高傑作であることは言うまでもない。

3作目の「Fireworks」以降、2作目で衝撃的だったトライバルな
リズムアレンジやリフなどは中途半端な効果音的役割に終始
していた(曲によって例外はあるが)が本作では再び見事に
音楽性の本筋に見事に絡んでいる。
そしてそれらと呼応するように数々のアコースティック楽器や
皮物パーカッション等が活躍していてカラフルな仕上がり。
雑誌などではヴォーカルが不評なようだが、張り上げ過ぎずに
ディープな要素も多様してメロディを丁寧に歌い上げるところに
好感が持てる。
ベースもとても魅力的なプレイで聴く者を惹き付ける。
超絶技巧的なフレーズを、楽曲の中に自然な型で溶け込ませる
センスは実に素晴らしい。
ラウリ・ポッラ、マーカス・グロスコフと並ぶ
メタル界のハイセンスなベーシストであることは間違いない。
また、ドラマーの交代も良い結果となっている。
彼のグルーヴや高めのチューニングがまた気持ち良い♪
タイトでヘヴィなだけじゃブラジリアンなビートは出せません!

「Carry On」や「Nova Era」系のメロスピナンバーは
イントロに導かれて登場する「Arising Thunder」のみだが、
もはやこの1曲も必要無かったのではないだろうか?
それだけメタルとブラジル音楽を感覚的な融合させたナンバーが
充実している、と言う事である。
一曲一曲が本当に良く練られていて、リフもメロディもソロも
素晴らしいの一言に尽きる。
ここ数作での上っ面だけの化粧みたいなトライバル要素
に物足りなさを感じていた人にはたまらない作品となるだろう!

まあ、「Carry On」や「Nova Era」など、メロスピ目当ての
ファンは肩すかしを喰らったかもしれないが、そろそろ
好きなアーティストと共に、より高い音楽的次元に旅立つのも
決して悪い事ではあるまい。

今後ともこの路線で高いクオリティーのアルバムを
作り続けて行ってくれる事を願ってやまない!
「Holy Land」→「Fireworks」のような退化はもう勘弁である。


(久保太郎)
Date: 2011/07/17(日)


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